GSドイツ実態調査(4日目)
9月5日(水)、いよいよ実態調査最終日です。ブリロンの高校ギムナジウムを再び訪れました。能勢とブリロンの高校生がプレゼンテーションを作って発表し意見交換します。昨晩から、デュッセルドルフ在住のクロアーさんが助っ人として駆けつけてくれました。クロアーさんの叔母さまが能勢町在住で観光ボランティアとして頑張っておられ、そのご縁で来てくださりました。
まず、能勢分校生がブリロンの高校生に手伝ってもらい仕上げたプレゼンテーションを発表し、それに対してブリロンの生徒から、「日本語を聞いたのが初めてだったがとてもきれい」「学校の制服を初めて見た。日本人はとても親切。」「大変貴重な経験をした。」などの感想がありました。お互いの意見交換では、自分の夢を語ったり、目の前の目標を語ったりと、クロアーさんに間に入っていただき、英語と日本語とドイツ語が入り交じった、活発なやりとりとなりました。ギムナジウムでの最後に相応しいまとめの交流活動でした。その後、ランチタイムでは、先生、生徒、校長先生、副校長先生、市長、市の担当者、この3日間関わってくれた人たちが集まり、フェアウエルランチとなりました。再会を約束し別れを惜しみながら、バスでブリロン市をあとにしました。これから3時間かけてバスでデュッセルドルフに向かいます。
16時にデュッセルドルフに到着しました。ここはノルトライン=ヴェストファーレン州の州都です。州政府のウベさん、日本総領事館の甲斐領事に再び迎えていただきました。街のツーリズムガイドである藤原さんが、730年の町の歴史からライン川の環境、教会のたたずまい、などを案内してくれました。デュッセル川沿いには繁華街が広がり、デパート、スーパーマーケットでショッピングを楽しみました。『インマーマン通り』は日本料理店、本屋、食料品店など日本にいるのではと錯覚するほど日本が溢れていました。デュッセルドルフはドイツで一番日本企業の集まる都市で、5000人の日本人が暮らしています。歴史と観光、大都市機能をうまく共存させた魅力ある街でした。
夜にはビール醸造所がレストランになった『シューマッハ』で州政府主催のフェアウェルパーティーに参加しました。州政府環境農業局長、能勢町長、日本総領事による挨拶のあと、和やかに始まりました。環境農業局ウベさんと同僚の職員、甲斐領事、すべてのスケジュールで同行頂いたハノーバー在住の通訳・ジャーナリスト田口さん、能勢に関わりのデュッセルドルフ在住のクロアーさん、お世話になった皆さん参加のもと、ドイツソーセージ、ポークをいただきながら、この4日間を振り返りました。
この実態調査では、大使館、領事館、州政府、ブリロン市、ブリロンの高校と多くの皆さんの熱いサポートのお陰で貴重な体験をすることができ、多くの気づきと発見がありました。