SGHトピックス

スーパーグローバル(SG)基礎知識講座5

10月31日(水)、5・6限「スーパーグローバルスタディー(SGS)」において、第5回2年SG重点分野講座を行いました。大阪教育大学 乾 陽子先生に、『マレーシア熱帯雨林の生態系について』お話いただきました。生物多様性の研究では、アリが全生物の中で圧倒的に個体数が多いこと、植物は他の生物に食べられないように多くの工夫をして自己防衛をしている、など興味深いお話がありました。また、熱帯雨林の破壊は生物多様性にも甚大な被害をもたらしており、現在では年間約40000種の種が失われており、東南アジアの森林破壊には日本も大きく関わっているという事実はショッキングなものでした。環境破壊、森林破壊を防ぐには私たちは何をしたらよいのか、という質問には、「1つのことだけで問題が解決するわけではなく、色々な要素が絡んでいるため、これという解決方法がないのが難しいが、現状を知ること、教えることという点で、教育面でのアプローチは大切な要素です。」と話されました。