SGHトピックス

2年スーパーグローバル(SG)基礎知識講座2(校外学習)

4月27日の校外遠足では、神戸にあるJICA関西を訪問し、JICAスタッフの遊川章宏さんに、“「JICA」について”と題した講演を、元青年海外協力隊員の植山明日香さんには、「マレーシア体験談」をお話しいただきました。
遊川さんは、世界の80%が開発途上国であること、日本は食料自給率が低く開発途上国に依存していること、開発途上国は紛争や貧困という課題を抱えている、といったことを踏まえ、JICAはODA(政府開発援助)の実施機関として途上国に技術や資金の援助や融資を行ったり、青年海外協力隊の派遣を行ったりしていることをお話いただきました。
植山さんは青年海外協力隊員としてマレーシアで障がい児支援を行っていた体験から、現地の仕事に対する意識の違いや、すぐに出ない成果に自分の無力さを感じた経験などを話されました。その後、マレーシアの宗教や文化、生活の紹介があり、修学旅行で持って行くといいものなど、興味深いアドバイスをいただきました。講演後のQ&Aでは、「JICAの仕事について二国間援助をやっているということだが、多国間援助との違いは何か」などの質問が出ました。最後は、「自分は将来、青年海外協力隊に参加したいと思っているので今日の講演でとてもその意欲がかきたてられました」と、お礼の挨拶で締めくくりました。修学旅行で訪問するマレーシアについて学ぶことができ、またや青年海外協力隊についての知識を深めることができた、大変有意義な時間となりました